高千穂峡は宮崎県の西臼杵郡高千穂町にある峡谷です。
特に有名なのが真名井の滝ですが、数多くの奇岩や柱状節理などの珍しい風景を見ることができます。
阿蘇山は太古の昔、約12万年前と9万年前に噴火していますが、その際に流れ出た溶岩流が
五ヶ瀬川に沿って流れ出し、急激に冷やされたために柱状節理の見事な断崖となっていった渓谷です。
高千穂峡の別名五ヶ瀬渓谷はこの五ヶ瀬川が作り出した渓谷ということでその名で呼ばれています。
実際の峡谷は約7kmにわたって続いていますが、このうちのメインとなるのは駐車場とボート乗り場周辺から
神橋自然観察道付近までの約500m程の景観です。1934年(昭和9年)11月には五ヶ瀬渓谷という名称で
国の名勝天然記念物に指定されており、また1965年(昭和40年)3月には祖母傾国定公園(そぼかたむきこくていこうえん)
に指定されています。天孫降臨の地といわれる高千穂ですが、神秘的雰囲気があります。
さて高千穂峡でももっとも美しい時期がこの新緑の時期と紅葉の時期です。今回は新緑の高千穂峡をお届けします。
メインとなる真名井の滝を中心に少し角度や見る位置を変えつつ撮影しています。