京都の善峯寺は西京区にある天台宗系の 独立宗派である善峰観音宗のお寺として、平安時代中期の1029年に恵心僧都の弟子の源算上人によって 上人自ら彫った十一面千手観音像を本尊として建立されたお寺です。 また当時流行していた末法思想の影響を受けて西方極楽浄土を求める風潮があり、 京都の西のはずれに位置するこの場所に善峯寺を建立したものと思われます。 また西国霊場第20番目のお寺としても知られており、善峯よりも晴るる夕立と詠まれるように、 このお寺はかなり京都市内では標高の高い場所に位置しています。 また善峯寺は近くにある京都西山三山のひとつ、光明寺と並んで紅葉の名所としてにぎわっているお寺です。 広い境内の至る所にもみじが植えられており、紅葉時期の美しさはまた格別です。 京都のお寺でも屈指の敷地面積の広さを誇っている善峯寺では、約3万坪の境内に数多くの本堂はじめ伽藍が並んでいます。 境内全体が回遊式庭園という形となっていて、広い境内をゆっくり回るだけでも結構時間がかかります。 また境内は非常に高低差があるのも特徴的で、もっとも下の山門から最も上の薬師堂や青蓮院の宮御廟に至るまでは かなりの高低差があります。GPS計測した値では山門から薬師堂では約68mあります。 そのおかげで境内からの眺めが非常にいいことも善峯寺の特徴です。 晴れていれば薬師堂あたりから京都市内を一望できます。また境内参道途中に遊龍の松などの銘木もあり、 見どころも多いお寺です。 善峯寺へ至る道路はかなりのやや狭い山道を登ってゆきますが、 山を登り切ったところに駐車場も整備されていて、駐車料金500円、入場料500円かかりますが、 それでもゆっくり楽しめば元は取れると思います。 この日はあいにくの霧の中でしたが、それでも境内に高低差があることと、深い木立の山中にあるお寺ということで、 かえって非常に幻想的な風景になったような気がします。モノトーンの中に紅葉が鮮やかに色づく、 霧の日には霧の日なりの風景が楽しめたかなと思います。 善峯寺の紅葉の見ごろは例年11月中旬から下旬ごろですが、年によって冷え込み具合で差が出ます。 また市内中心部よりは標高が高く気温が低い影響でやや紅葉時期は早めになると思います。
紅葉の名所として知られる善峯寺ですがとても深霧の中で幻想的な紅葉が楽しめました。
撮影地 善峯寺(京都市西京区大原野小塩町) 撮影日2006年11月27日
撮影カメラ EOS 5D レンズ EF 28-300mm F3.5-5.6 L IS USM
参考GPS測位標高データ 善峯寺山門 標高299m 善峯寺本堂 標高319m
奥之院薬師堂付近 標高367m
