駐車場から石段を上がって曲がったところでいきなり目の前に現れる巨大建造物が善峯寺の山門です。
大きさ自体は京都ではさほど話題になるほどではないのですが、
しかし目の前に現れるその姿は構造の複雑さもあって圧倒的で、
引きつけられるものがあります。
善峯寺の山門は江戸時代初期の1692年に徳川家ゆかりの桂昌院の寄贈によって
建立された、2層の巨大な山門です。門の両側には運慶作で源頼朝寄贈といわれる金剛力士像や
文殊菩薩像が安置されています。
またここが善峯寺の実質入り口となっていて、門では拝観受付場所があり、
ここで拝観料500円を支払って境内へとはいってゆきます。
ちなみにこの山門の位置での標高はGPS計測では299mあり、
どれほど善峯寺の標高が高いかが分かります。
東山の将軍塚大日堂でも標高は220m前後ですので、それよりさらに80m前後高い場所に位置しています。
また下の道から山道に入って善峯寺まで登ってくる車道でも
標高約70mから300m近くまで上がってくるわけですから、いかに山奥にあるのか
標高差を考えると分かります。