伊那高遠城址公園はここ固有種で天下第一の桜とも呼ばれているタカトオコヒガンザクラ
が咲くことでも有名です。タカトオコヒガンザクラはエドヒガンザクラとマメザクラの中間種の桜で、
やや小振りな可憐な赤みを帯びたピンク色の花をつけることでも知られています。
桜の時期は高遠城址公園一帯がまるでピンクの小彼岸桜に囲まれたように
あたり一面ピンク色に染まります。その総本数は約1500本ともいわれ、4月中旬〜下旬ごろの見頃時期を迎えると、
非常に多くの人々でにぎわう桜の名所です。また4月上旬から5月上旬ごろにかけては「高遠城址公園さくら祭り」
が開催されています。この期間中、夜間はライトアップも行われます。
高遠城址公園は日本の桜の名所100選にも選定されており、
雪を被った3000m級のアルプスの山々との対比でも、その名に恥じない素晴らしい風景が広がります。
今回で2回目の撮影となった高遠城址公園ですが、前回とは幾分違う角度からの撮影もしてみました。
メインとなるのは公園内にかかる桜雲橋と池の周辺部分ですが、今回は公園内だけでなく、
高遠の町を歩き回って、やや遠くから眺めた城址公園の様子や、パンフレットに載っている、
高遠城址公園と仙丈ヶ岳を同時に撮れるスポットも見つけてカメラに収めることができました。
ただ少々天気が悪く、あいにくアルプスの山々は雲に隠れて見えなくなることが多かったです。
観光バスのツアーなどでは高遠城址公園と
光前寺の桜がセットになっていることが多いですが、
満開時期は私が行った年に見た限りでは満開は高遠城址公園のほうが5日ばかり早い感じで、
この日にも光前寺に行ったのですが、まだ5分咲き程度といった印象でした。