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風景写真には三脚は絶対に必要という考え方

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プロの先生に習うのはどういうことか?ということですが、
高齢の初心者が、カメラの正しい使い方から、正しい撮影の仕方から入ってゆく。
そこにはカメラを使って遊ぶという発想もないし遊んだ時間もない。
ゆえにプロの先生に教わるということは、適当に写真を撮れということは
絶対にない。ここで出てくるのが風景写真に三脚は絶対に必要であるという考え方。
何の目的でといえば、目指すものはもちろんアマチュアのコンテストとなります。

写真の上達のためには必ず正確にピントを合わせて、水平を取って、構図を決めて
露出を決めて、絞りを絞って、それから撮りなさいとなる。
もちろんそれは正しいし、そのことに対して何も言うことはないのですが。

ただ時と場合によってはとか臨機応変にということが抜け落ちてしまう。
写真をずっと撮ってきたなら、この辺までなら三脚無しでもブレないだろうとか、
ブレそうだから適当に絞りを開き気味でシャッタースピードを稼げばいいやとか、
この状況なら別にそこまでシビアに撮影する必要もないだろうとか、そういった感覚があると思うのですが、
高齢者で初心者となると応用が利かない。先生に教えてもらった通りにやろうとする。

いつでもどこでも、どんな状況であっても三脚は絶対に必要、構図を無駄がないように
不自由な三脚の体制で必死に探して決め、ピンとはシビアに合わせなければならない、
水平は水準器で完璧に合わせ、絞りを確認し、周りに邪魔なものがないか
ファインダーの隅々まで覗きこんで確認し、とにかくいい写真を撮ろうと必死になる。

そこには周囲を振り返る余裕もなければ、状況判断も出来なければ、
周りの迷惑を気遣うゆとりすら持てない、ただ必死にファインダーを覗きこむ姿が。

かくして三脚禁止の場所でも三脚を持ち込み、周囲の迷惑考えず、さも当然のように
(というか本人はその撮影方法が絶対正しいと信じているから)撮影をして場所をどかない
注意されようものなら怒鳴り散らす、ひどい人では三脚を振り回す、
頑固で頑なで 一般観光客から見ると最悪のカメラマンを量産することになる。

ちなみに上記カメラマンが30分間じっと同じ場所に三脚を構えている間に私は
ここに掲載している分を含んで40枚程度の写真を撮っています。
撮影にかかる時間は一枚当たり数秒から長くても15秒程度です。
多分観光客の記念撮影よりも短いと思います。

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