円覚寺の前にある円鑑池と呼ばれる池の中ノ島に、弁財天堂が浮かんでいます。
この弁財天堂はもともとは朝鮮から贈られた方冊蔵経を納める建物が円鑑池と同じく
1502年に建立されていたが、1609年に薩摩藩の琉球侵攻によって破壊されたため、
お隣の円覚寺から弁財天像を移築したので、この名前が付いたのだそうです。
円鑑池はお堂と共に琉球王国第二尚氏王朝の第3代国王である尚真王によって1502年に作られた池で、
首里城や円覚寺からの雨水を集める仕組みになっているようです。
円鑑池も太平洋戦争沖縄戦で破壊されたため、1968年(昭和43年)に、弁財天堂や天女橋と共に復元されています。
また、中ノ島は重要文化財に指定されている琉球石灰岩で出来た天女橋という橋で結ばれています。