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濯纓池と跨虹橋

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縮景園庭園の中央にある濯纓池(たくえいち)と、画面右手隅に見えているのがそれをまたぐように掛けられている跨虹橋(ここうきょう)です。濯纓池は縮景園の中央にある池のことで、約8000uの広さを誇っています。池自体は海水と淡水が混じった汽水の池で、最も深い場所で約1.2mほどあるそうです。水自体は近くを流れている京橋川から満潮時に取り入れているそうですが、海に近い河口付近になるために海水と淡水が混じり合っているのだそうです。かつて江戸時代には濯纓池からの水が流川という川を流れて園外へ出ていたそうですが、1913年(大正2年)に埋め立てられてその名残が少しだけ残されています。また池の中央にまたぐように掛けられているのが跨虹橋と呼ばれている橋で、名前のとおり虹のようなアーチ形状をしています。橋自体は花崗岩で出来ていて、1786年の大改修の際に第7代藩主浅野重晟が京都の庭師であった清水七朗右衛門に命じて現在の形に作られたものだそうです。原爆にも耐えたほど大変丈夫なのだそうです。近寄ってみるとかなりの急傾斜となっていて階段状に登り降りできますが、横には平坦な通路も設置されていて登らなくてもいいようになっています。

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