また実際の写真よりも道具で判断する人も多いようで、その時持っているカメラや三脚によって
勝手に人の腕前を判断してすごいだとか逆にバカにしたりとか、
どうでもいいようなことに関心のある人が多いですね。
私が一緒に行った写真関係のツアーでも、いいカメラお持ちですねとか
いい三脚お持ちですねとか、尊敬のまなざしで見られましたが、
ハッキリ言って全然関係ない事ですし、コンテストを目指されているような人から見たら、
私の腕前など見るも無残なものです。
カメラは写真を撮る道具にすぎません。私の場合は以前のコンデジで
三脚禁止の京都において手ブレのひどさを嫌というほど味わい、またコンデジの書き込みの遅さや
シャッターチャンスにシャッターが切れない、手持ちの京都の夜景でISOを上げると悲惨な画質に嫌気がさして、
少しでもマシなカメラ、好きな時に一瞬で撮影できるカメラを求めていった結果そうなったというだけです。
その方が何度も撮り直す手間が省けますし、人がいない一瞬を狙う必要がある混雑時の京都などでは、
夜で三脚禁止だったとしてもだからといって何カットも成功するまで撮っている余裕などないのです。
自分がもっと狙ったときに一発で済むレスポンスのいいカメラが欲しかったから、
必要だったから買ったというだけにすぎないんですね。
また細い三脚で夜景撮影ブレまくりという経験から、ミラーアップしないでも
衝撃に耐えられる、またどっしりした重さがある方が海岸線など風の強いところで
夜景や日の出を撮るときなど風にもブレにも対抗しやすい、
花火などレリーズでは苦手でタイミングが合わない時があるから、そのまま玉を追い掛けながら
瞬時に止めてボタンを押してもブレを起こさず撮影できるということで重い三脚を
選んだまでのことです。
また逆に手持ちで朝方の桜を撮影しに行った時、立派な三脚に立派なカメラを据えた人が、
手持ちの私を馬鹿にしたように、こんなに薄暗いし太陽も出ていないのに
(当日は夜が明けていたがガスっていて曇りだった)
なんでPLフィルターなんか付けているんだ?と聞いてきました。
どうもPLフィルターって晴天の青空でしか使い道がないと思っておられたらしく、
手前の田んぼの水面に映った桜を狙おうと思いまして・・・
と答えるとそれっきり何も言ってこなくなりました。