何を素人のヘタクソが偉そうにと思われる方もいらっしゃるかと思います。
ここも最初に誤解のないように言っておきますが、
別に私は三脚を使ってじっくり撮影することを否定するものではなく、
コンテストの写真やあり方を非難しているわけでもなく、
真剣に写真の上達を願って写真と向き合っておられる方を
非難するわけでもありません。
ただ、現状のままではこれからますますカメラマンは肩身が狭くなってゆくでしょうし、
さらに三脚禁止や撮影禁止といった場所が増えてゆくでしょうし、
一般観光地や有名な撮影スポットを中心に
どんどんこういう事態が広がっていっている現状に危機感を持っているだけです。
最終的にカメラマン自身が撮影できる場所がないといった自分で自分の首を絞める
最悪の状況に陥る前に、いかに迷惑をかけずに撮影できるのだろうか
ということを自分なりに考えたうえで書いているだけです。
レタッチやトリミングについて書いたのも、理由があります。
つまりはコンテストですら実態はそれなのですから、
人の多い時間帯や観光地では三脚を使って場所を陣取って目を吊り上げて迷惑をかけるよりも、
そういう場所では三脚なしで気楽に構えて楽しみながらササッと撮影してみませんか?
そして後からじっくり自分好みの写真にすればいいのでは?ということを言いたいだけのことです。
断っておきますが昼間でも三脚が必ず必要な場面ではこの限りではありません。
決して真剣に撮るなということを言っているわけでもないのですが、
常に撮影には三脚が必要で三脚なしに撮ることなどあり得ないなどと頑なになるのではなく、
周囲の状況に応じて臨機応変に対応してゆくってことが、
三脚禁止や撮影禁止の場所を増やさないようにしてゆく上で有効かなと思っているからです。
人の多いところでは普段は迷惑をかけないように三脚なしで撮影し、
そしてここぞと狙ったときにだけ三脚を設置して気合を入れて真剣に撮る、
それでいいんじゃないかと思うわけです。
普段から迷惑がかかっていなければ少しの間だけ三脚を使ったくらいでは
文句を言われることもなくなるでしょうし三脚禁止まで言われることもなくなるでしょう。
三脚を構えて上達したい人は普段の撮影練習は人気のないところでやればいいと思います。
人の見えないところでの練習は必ず一発勝負の本番でも役に立つと思います。