やがて雲海に太陽のまぶしい光が射し始めて、幻想的な風景を作り出してくれています。
雲を眺めてボーっとしていたら、次々と面白い形が作られてゆきます。
雲を見下ろすという、非日常的体験が出来るのも中央アルプス千畳敷カールの特徴です。
ただ、お天気の良い日、千畳敷に太陽光が差し込むのは午前中から日中にかけてで、
午後3時ごろを回ると、千畳敷カールは日陰側に入って太陽光が差し込まなくなるので、
お天気のいい時は早朝からの撮影がベストだと思います。
ちなみに朝の日の出は南アルプス側から上がります。
夏至に向かっては徐々に日の出の太陽の位置が東へ移動し、日の出は4月末ごろには伊那前岳に隠れてしまいます。
再び8月は南アルプスに向かって左手伊那前岳の向こう側あたりから日の出となり、
徐々に太陽の位置が西へと移動してゆきます。
そして12月12日頃と、特に正月の初日の出は南アルプスの向こうにある
富士山山頂からの日の出となり、富士山頂からのご来光を拝もうと大勢の人々が押し寄せるようです。