桜の咲く頃の大野寺は非常に多くの観光客で
にぎわうスポットともなっています。大宇陀の室生寺の近くにありますが、位置的には室生寺へと向かう
玄関口のような場所にあります。大野寺と言えば樹齢300年ともいわれる
枝垂れ桜で有名ですが、この桜は小糸桜と言われている品種だそうです。
大野寺は奈良県の修験道の開祖とも呼ばれる役行者が681年に建立したとされ、
室生寺と同時期に開いたお寺だそうです。
ただ役行者は伝説の僧ともいわれており、はっきりしたことは分かっていないそうです。
また大野寺は
弥勒磨崖仏でも有名なところですが、目の前を流れる宇陀川の対岸の崖に、
高さ約14mに渡って磨かれている壁面に11.5mの高さの線画で弥勒菩薩像を刻んでいます。
この弥勒磨崖仏は1207年に興福寺の僧の発願によって制作されています。アクセスは車では名阪国道針インターで降りて
榛原方面へ南下します。無料駐車場はありますがあまり台数は置けません。
電車では近鉄大阪線室生口大野駅下車すぐです。また拝観料(入山料)は300円必要です。
桜の見頃時期は小糸桜は4月初旬〜上旬ごろに満開となると思います。
大野寺の枝垂れ桜
奈良県の桜の名所の一つの大野寺は巨大な二本のしだれ桜が非常に有名です。