正木峠・トウヒの倒木
正木峠付近には多くのトウヒの枯れ朽ちた倒木が数多くあります。
トウヒは唐檜とも書き、マツ科に属する植物です。トウヒの仲間にはエゾマツやハリモミなどがあります。
正木峠でなぜトウヒの立ち枯れが多いのかは、主に鹿によるトウヒの皮剥ぎだと言われているようです。
かつてトウヒと苔の森だったところに伊勢湾台風が来て大量の倒木をもたらし、日差しが降り注いで苔がなくなり、
次いで鹿の好物の笹が生え始めて鹿がやってきて、食物である笹が埋まってしまう冬場にトウヒをかじって枯死させるという理屈。