長野県松本市にある国宝に指定されている松本城と桜を壁紙写真で提供します。
信州の桜を求めて長野県へ行ってきました。
松本城の歴史はNHK大河ドラマ「武田信玄」にもその名が登場した深志城がその前身です。
もともとは信濃の守護であった小笠原氏が林城の支城のひとつとして戦国時代の1504年に前面に深志城を築城したのが松本城の始まりです。
その後甲斐の武田信玄によって小笠原氏が深志城を追われ、武田氏が一時期ここを信濃を治める拠点としています。
武田氏が滅亡すると、1582年に徳川家康の家臣となった小笠原貞慶が、本能寺の変の混乱に乗じて深志城を占拠し、
名を松本城と改めたことで、それ以後松本城と呼ばれるようになります。
豊臣秀吉の天下統一後、小笠原氏は徳川家康に従って関東へ移ったため、秀吉は1590年に石川数正を松本城へ移します。
この石川数正とその子の康長の代には現存する1593年建築の天守閣はじめ現在の松本城の原型が完成し、城下町も整備されていったようです。
明治時代になって1873年(明治6年)に廃城令が発令されるも地元の人々の尽力で松本城はその難を逃れます。
またその後明治30年代には軟弱な地盤のために天守閣が傾くトラブルも発生したため1903年(明治36年)から
約10年間の歳月を掛けて大修理が行われ、昭和に入ると1950年(昭和25年)から5年の歳月を掛けて国直営で天守保存工事が行われ、
1955年(昭和30年)に完成して現在のような天守閣の姿となっています。
なお、松本城は
姫路城・
犬山城・
彦根城と並んで日本でわずか4つの城しかない国宝に指定されています。
1936年(昭和11年)4月20日には戦前当時の国宝保存法による国宝に指定され、
文化財保護法によって国宝に改めて指定されたのは1952年(昭和27年)3月29日のことです。
松本城の桜の見頃時期は4月上旬〜下旬頃、私が撮影した2006年では4月19日の時点で少し散り気味でやや遅いかなと言った感じでした。
またお堀の付近では梅の花も同じ時期に見ることが出来たりします。
入場料は600円かかります。駐車場はありませんので、付近の市営駐車場を利用しました。