この二の郭の上にはかつて勝連城でも最も重要な建造物(按司の館・正殿に相当する建物)があったものと
推定されているそうです。正面間口約17m、奥行き約14.5mもある板葺き屋根か
あるいは草葺屋根か、遺跡から大和系瓦が出土しているところから一部瓦葺
になっていた可能性もあるそうです。
礎石があってかなり頑丈な建物であったと推定できます。
位置的に言えば、三の郭から階段を上がった正面にこの殿舎が立っていたということになり、
三の郭は殿舎の下の庭ないし広場的意味合いを持っていたのかもしれません。