彼岸花は元々は穴掘り動物によるあぜ道の崩壊を防ぐために
中国の稲作の伝来と共に日本にも入ってきた植物だそうですが、
お墓にも彼岸花が多い理由もあぜ道の崩壊を防ぐという目的に近いものがあります。
かつて日本でも土葬が主流だったころ、モグラなどの死体を掘り返す
動物の対策として彼岸花が数多くお墓の周囲に植えられたものが
今もなお残っているのだそうです。
モグラなどの動物は彼岸花自体を苦手にはしていないようですが、
彼岸花の出す毒素リコリンを嫌うミミズ等が近寄らないため、
それを餌にするモグラなどの動物も近寄ってこないのだそうです。