彼岸花と棚田、それにふさわしい素晴らしい風景がここ明日香村にはあります。
明日香村へは先週に引き続き、2週間連続でやってきました。
先週来た時は彼岸花の満開にはまだ程遠く、今週ようやく見頃となってきたようです。
してみると暑い夏のときは開花時期がやや遅く、明日香村の彼岸花の見頃は9月下旬〜末頃といえそうです。
彼岸花は田んぼの畦に咲きますが、元々自然に生えているものではないそうで、人手によって植えられたものだそうです。
また彼岸花を植える目的は畦の崩壊を防ぐという意味合いもあるようです。
棚田の場合は畦の崩壊を防ぐことは平地の田に比べてより重要な意味を持ちます。
傾斜地の田んぼは放っておけば崩落しやすいため、整備と補強をし続けなければ崩れてしまいます。
彼岸花が棚田でより多く見られるように思えるのは単にきれいだとか棚田の風景に似合うだけではなく、
この崩れやすい棚田を維持してゆくために重要な役割を担っているということが言えそうです。