合掌集落には、背後の山にこのようなブナやトチ、
ミズナラといった木々による雪持林を持っているところも多いです。
山間部という地形的なものと、何より雪国では多い雪崩から合掌集落を守るという目的と、
合掌造りに欠かせない木材を確保するという目的が上手くかみ合っています。
相倉合掌集落自体、標高約400m前後の、山の急斜面から緩斜面、そしてまた庄川に向かって急斜面になる
段丘台地のわずかなところを利用して開けている村落ですので、
雪持林などの山からの雪崩を防ぐ山林は必須条件といえるでしょう。