雲上殿は善光寺の納骨堂に当たる場所です。
善光寺は宗派が分かれる前から存在している非常に歴史のあるお寺であり、それゆえ無宗派という特徴を持っており、
様々な宗派を超えてここで納骨したいという希望者が後を絶ちません。
また善光寺という名のある寺で極楽浄土へ行きたいという庶民の願いをかなえてくれる
そんなご利益に期待する人々もまた大勢が善光寺での納骨を希望されたりします。
善光寺雲上殿はそんな人々の願いに答えるように、善光寺境内を見下ろすような
山の中腹に開かれています。一見して多宝塔と見間違うようなスタイルですが納骨堂です。
本堂裏手から大峰山へ向かって車で5分ほど山道を登ったところにあります。
納骨堂が建立されたのは1949年(昭和24年)です。また1997年には西側に新たに
納骨堂の建物が建てられました。
ここはまた春先になると桜が見事に咲いているところで、お天気が良ければ
桜越しに見下ろした善光寺平と遠景の山並みがきれいに見えると思います。
桜の見ごろは例年4月中旬ごろです。
善光寺雲上殿と桜
善光寺雲上殿は善光寺境内から少し山手に移動したところにある納骨堂で、桜の名所でもあります。