信州信濃の善光寺と言えば
日本を代表するお寺ですが、その歴史もそれにふさわしく非常に古くからあり、
創建年代は飛鳥時代皇極天皇の644年と伝えられています。その本尊である日本最古の仏像で秘仏とされている
一光三尊阿弥陀如来が本堂内瑠璃壇に安置されており、一般はもちろん寺の住職でも拝観できない
絶対秘仏とされています。552年欽明天皇当時の百済から貢物として入ってきたもので、
推古天皇の命を受けた本田善光という人が現在の地に安置したとされることから、
善光寺の寺の名前の由来となったそうです。
また善光寺は山号を定額山(じょうがくさん)といい、入り口となる仁王門にはその扁額が掲げられています。
浄土宗大本願と天台宗大勧進両宗派の別格本山となっています。
また歴史が非常に古いことから日本に伝わった仏教が諸宗派に分裂する前のお寺でもあり、それゆえに
無宗派のお寺として宗派関係なく誰でも参拝宿願祈願が出来るお寺ともなっています。
本尊の安置されている本堂が1953年に国宝に指定されています。本堂手前の三門と本堂横の経蔵が重要文化財に
指定されています。私の行ってきた2007年はちょうど三門が平成の大修理の最中であり、残念ながらその姿を
見ることはできませんでしたが、この数日後には修理も完成して一般公開されていたようで、残念でした。
善光寺は何度か戦火などで焼けており、国宝の本堂自身は江戸時代1707年の再建となっています。
桜は4月中旬ごろに見ごろを迎えており、本堂周辺に数本植えられています。
観桜ということが目的でしたら善光寺境内よりもむしろ少し山手に走って行ったところにある
雲上殿の桜が見事でこちらもおすすめです。
善光寺の桜 壁紙写真
桜が満開の善光寺とその周辺の風景です。