千鳥川桜堤公園は、兵庫県加東市梶原(旧社町)にある加古川支流の千鳥川河川敷堤防に桜が植えられている公園です。公園と言っても、特に取り立ててこれと言うことはありませんが、綺麗に整備されている千鳥川沿いに、京都嵯峨野の三代目桜守の佐野藤右衛門という人の指導によって、紅八重枝垂桜が、約100本ぐらい植えられていることで知られています。この方は京都では結構知られている人らしく、仁和寺の御室桜とも関係が深く、有名な円山公園のしだれ桜などもこの人の手によって手入れされ再生されているそうです。この桜堤公園は、お花見シーズンになると、地元の人々で、結構にぎわうところです。ただそれほど有名というわけでもありませんので、観光客はほとんど来ません。どちらかと言うと地元市民や地元の小中学生でにぎわっているところです。普段はたまに散歩している人を見かけるくらいですが、桜のシーズンになると、土日は、そこそこのにぎわいを見せています。またお花見でブルーシートで場所取りをしている光景も見ることが出来ます。桜堤モデル事業として、1994年4月にオープンしました。千鳥川の両側に桜堤がありますが、右岸約400m 、左岸約200m に紅八重枝垂桜が、約100本植えられています。またそれとは別に、ソメイヨシノも植えられています。紅八重枝垂桜は、比較的小さな桜ですので、まだまだ迫力という点では、イマイチのところがあります。しかし、ソメイヨシノはそれなりに大きいので、そこそこの迫力を持っています。今回は、夕暮れを狙って撮影してみました。人が多かったり、多少人家があったりでロケーション的にはあまり良いとはいえないのですが、それでも菜の花が一緒に咲いていたりしていますので、できるだけ上手く合わせられるようにしてみました。もともと千鳥川沿いはソメイヨシノが植えられていましたが、だいたい例年は、こちらの方が満開時期としては紅枝垂桜より少し早いように思います。そしてソメイヨシノが散り始めるくらいから紅枝垂桜が見頃を迎えるという感じです。例年はソメイヨシノの見頃が4月初旬〜上旬頃、紅八重枝垂桜の見頃は、4月上旬〜中旬頃です。