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静寂に帰っていく砥峰高原

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夕日が沈んでしまうと、それから一気に潮が引くように人々が立ち去っていきます。あれ程混雑していたのに、あっという間に観光客もバスに乗って帰って行ってしまいます。そしてカメラマンもまた、次々引き上げて行ってしまいます。そしてそれと同時に、大変静寂に包まれた山の高原という感じになっていきます。自然の中と言っても、これだけ観光客が来ていると、ゆっくりと自然に浸ると言う感じにはならないかもしれません。しかしここもまた、人の手が入らなければ、完全に雑木林になってしまって、これだけのすすきの草原を維持出来ないということも事実ではあります。またこのあたりは、以前と比べると、かなり鹿の数が増えてきていると言う事があるようです。だんだんと自然に帰っていると言うのか、それとも違った形で生態系が変化しているのか、人間と自然と付き合い方を考えると、なかなか難しいところではあります。

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