あじさいは夏の花として親しまれている花です。梅雨末期のころに満開となり、雨に非常に似合うその姿が日本情緒を思い起こさせてくれます。アジサイ科アジサイ属の花ですが、大きく分けると手まりあじさいあるいは西洋アジサイと言われる球形の丸型のあじさいと、ガクアジサイと呼ばれている日本古来よりあるあじさいに分類されます。この球形の西洋アジサイはガクアジサイを改良した品種で、もともと球形に成っている部分は花弁ではなく額(萼)の部分で、装飾花と呼ばれています。アジサイは雄蕊と雌蕊が退化しているために花としては分かりにくいのですが、ガクアジサイで言えば中央部分の小さいポツポツとした部分が花にあたります。また土壌の酸性度の度合いやアルミニウムイオンの量、開花したあとの日数等によって色合いは変化していくのも特徴的です。青や赤、紫、白、場合によっては緑などにもなります。またガクアジサイでは額の色と花の色の組み合わせで様々な変化を楽しむことも出来ます。
西林寺あじさい園 | 兵庫県西脇市にある西林寺は6月のあじさいの季節になると多くの人々が あじさいの鑑賞に訪れる播磨のあじさいの名所です。 また西林寺は播磨西国第20番札所にも選定されており、 入り口には大きな仁王門の像があります あじさい園はその門をくぐってしばらく歩くと左手に見えてきます。 西林寺に隣接する場所ですのですぐに分かります。 決して規模は大きくはないのですが、一面に青や赤、紫、白などの 色とりどりのあじさいの花が咲き誇る様子はなかなかのものです。 なお西林寺の入場料は300円、こちらは志納金となっています。 また駐車場は無料で、仁王門下のところにあります。 あじさいの見頃は6月下旬頃です。 |
神戸森林植物園 | 神戸森林植物園のあじさいは標高が高いため、 あじさいの見頃は他と比べると5日〜1週間前後遅くなって、6月末〜7月初旬頃に見頃を迎えます。 神戸森林植物園のあじさいの特徴は公園内の自生種などの希少種を生かしたあじさいが見られるところ 入場料は300円、駐車場代が500円かかりますが、一見の価値有りです。 また種類も25種類ほどがあり、いろいろ探してみるのも面白いです。 あじさいの場所は森林植物園入り口から長谷池へ向かう途中、通路の両側にぎっしりと並んでいるので すぐに分かります。 |
相野あじさい園 | 相野あじさい園は兵庫県三田市上相野にあり、 しいたけランドかさや様が運営されているあじさい園です。 ここのあじさい園の特徴は種類が多いことと、広いことです。 約45種類にもなるあじさいが約3万株ほどもあり、規模では関西でも屈指です。 少々道が分かりにくいのですが、舞鶴若狭自動車道三田西インターで下りてJR相野駅を目指し、 そのまま通り過ぎると左手に見えてきます。 見頃は6月下旬〜7月初旬、入園料は400円かかりますが駐車場は無料です。 |
玄武洞 | 玄武洞は兵庫県豊岡市にある但馬のあじさいの名所といわれています。 玄武洞では火山の噴火の際にマグマが冷えて固まった柱状節理の玄武岩を見ることが出来ます。 また同時にあじさいの季節には3000本のあじさいが公園内では咲いています。 柱状節理の奇岩とあじさいの組み合わせは一風変わった風景になると思います。 また近くには鉱物の標本や宝石の原石が見られる玄武洞ミュージアムがあります。 花の見頃6月中旬〜7月初旬頃 入場料・駐車場無料 玄武洞ミュージアム 入場料800円 |
岩船寺あじさい | 京都府木津町にある岩船寺は京都府にはなりますがどちらかというと奈良市内のほうからが近いし行きやすい感じです。山深いところにひっそりと佇んでいるお寺で、観光客も比較的少なく、静かなところです。境内特に本堂付近のあじさいが見ごたえがあります。また三重塔を背景にしたあじさい群落も見事で絵になります。 |
矢田寺 | 矢田寺といえば関西ではナンバーワンの紫陽花の名所と言って過言ではないでしょう。奈良県大和郡山市にあり、約60種類8000本が咲いていると言われるあじさい園は広大で雰囲気もありなかなか見ごたえがあります。また境内奥にまで続いているあじさいも色合いといい見事です。隣にあるあじさい見本園では珍しい品種などのあじさいが多数植えられていて、こちらも結構楽しめます。 |
三室戸寺あじさい | 京都府宇治市にある三室戸寺もあじさいでは関西屈指のスポットとして知られています。市街地からほど近い場所にあり、シーズン中は多数の観光客でごった返します。約10000本とも言われているあじさいが咲いています。夜間にはライトアップもされており、幻想的に浮かび上がる山門と共にライトアップされたあじさいが楽しめてしまいます。ただかなり混雑していますので三脚が禁止となっています。 |
サイトトップ>壁紙 あじさい(紫陽花)