兵庫県神河町にある砥峰高原(とのみねこうげん)です。ここはすすきの草原として結構有名なところです。またロケーションが良いことを生かして、ドラマのロケ地としても使用されています。2012年の大河ドラマの平清盛にもオープニングやいろいろな場面で使用されています。またそれ以外にも、2008年の10月から2009年の7月にかけて、村上春樹原作の映画化をした、映画「ノルウェイの森」がこの場所をロケ地として、撮影されています。また2010年12月11日公開のこのノルウェイの森では、今回の大河ドラマで平清盛役を演じている松山ケンイチが同じように出演しています。面積は約90ヘクタールぐらいあり、昔の氷河期の時代に氷河が動いて形作られたと言われている周氷河地形と呼ばれている地形になっています。雪彦峰山(せっぴこみねやま)県立自然公園にあります。またこのあたりは兵庫県下ではかなり標高の高いところで、高原の駐車場付近でも約820m ぐらいの標高があります。またここは、大体毎年4月の第一土曜日には山焼きという行事が行われています。山焼きが行われているのは、砥峰高原の草原に入り込んできた木が大きく成長してしまうのを防ぐ役割を持っています。すすきの草原を維持しようと思ったら、定期的に山焼きを行うことで、余計な木が草原に入り込んできているのを全て燃やしてしまって、木自体が、大きく成長しないようにしてこの環境を維持しているわけです。
砥峰高原の夕日に輝くすすき
秋になると、ここは一面のすすきの白い穂で覆われることになります。また夕方になると、すすきの穂に斜光が当たって、秋らしい風情になります。