諏訪湖のほとりにある高島城は
戦国時代に豊臣秀吉配下の武将、日根野織部正高吉によって1592年に着工され、1598年まで約7年の歳月をかけて完成されたお城です。
当時諏訪の浮城と呼ばれるほど諏訪湖の湖面が岸に迫り、威容を誇っていました。
また諏訪湖へ流れ込む河川がいくつか城の周りを巡っているため、平城でありながら
天然の要害を上手く利用して攻めるのが難しい設計となっていました。
江戸時代に入って1601年に日根野氏が転封となり、代わりに譜代大名となった
諏訪氏が入城してきます。その後は高島藩初代藩主である諏訪忠礼から始まって1871年(明治4年)の廃藩置県まで
約270年間を諏訪氏の居城としてその歴史を刻んできています。、
1873年(明治6年)の廃城令の公布、続く1875年(明治8年)に天守閣が取り壊され、1876年(明治9年)5月には
高島公園として一般に開放されるに至りました。
しかし地元住民の高島城に対する愛着は強く、1970年(昭和45年)に再び天守閣が復元されています。
また高島城を含む高島公園は桜の名所としても知られています。
桜の時期には地元の人々を中心に多くの人がここで桜見物をしています。
高島公園は入場料無料ですが、高島城天守閣へ登るには入場料300円必要です。