ここ宸殿前庭で青蓮院のライトアップ時には光の演出が行われている場所です。
本堂(熾盛光堂)内部は撮影禁止ですので撮っていませんが、
熾盛光とは如来が光明で天体神と対話説法をする姿のこと、釈迦がかつて頭頂部から光を放って
死者の魂や悩める人々をを救い、釈迦の死後、種子(しゅじ)と呼ばれる呪文を唱えることで、
それと同じ効力があるとされ、
青蓮院の熾盛光如来(つまり釈迦の放った光の一種が神格化されたもの)の場合は
種子(梵字)、呪文がすなわち「ボロン」ということになり、
それを描いた熾盛光如来の曼荼羅が青蓮院の本尊となっているわけで、
青蓮院のライトアップで浮かび上がるボロンは熾盛光如来の呪文とその力を表現し、
無数の青い光は悩める人々の心や姿を表現しているということになるでしょうか。