この手筒花火の花火師さんのお話では、立ち入り禁止区域に入るには、
「煙火打揚従事者手帳」という、「社団法人日本煙火協会」が発行する、花火業者や従業員などに
交付されている手帳を持っていれば関係者以外立ち入り禁止のところへも入れるということです。
とはいえ、当然ですがその現場で花火を打ち上げる仕事に従事することが前提だそうです。
花火師になるにはそれに加えて火薬類取り扱い保安責任者や火薬類製造保安責任者、
危険物取扱責任者などの資格を持っていて、どこかの煙火業者に所属しないと個人では難しいとか。
でも、花火師さんや花火業者同士の付き合いもあり、こういった付き合いのある花火業者同士では、
結構電話一本でいつ誰々がどこそこの花火を見に行くから、入れてやってくれと言って先方に了解をもらい、
当日紹介状を書いてもらって持っていくと、自分が打ち上げに直接関係しない花火大会でも中に入れるのだとか。
いわゆるコネが必要ということで、やはり日頃からの付き合いがモノを言うようです。
もちろん誤解されてはいけないので書きますが、一般の人は当然入ることはできませんし、
関係者以外は煙火打揚従事者手帳を取得することもできません。
