ひらひらと舞う雪は一見非常に軽いように見えますが、
降り積もって固まるにつれ、
これが非常に重い物体へと変わってゆきます。
ちなみに雪の重さは1平立方メートル当たりで大体新雪で150kg以上、
だんだん根雪となって固まっていった場合は
500kg以上にもなることがあるそうです。
水の1立方メートルあたりの重さが1トンですから、
その半分近くの重さがあることになります。
屋根の面積はかなり広いはずですので、
豪雪地帯ともなると何十トンもの重みを
屋根と柱で受け止めているということになります。
これでは雪の重みで倒壊する家屋も出てくるでしょうし、
雪下ろしが必要な理由もこの重さが原因のひとつです。