香川県丸亀市にある丸亀城は、標高66mの
亀山と呼ばれている山を利用して築かれている平山城です。東西約540m、南北約460mの内堀に囲まれている面積約20万5千uが
丸亀城の範囲となっています。特筆できる特徴としてはその石垣の美しさです。総高60mは日本一の高さを誇ります。
桜を抜きにしてもその迫力のある石垣は見ごたえがあります。丸亀城の歴史は戦国時代の1597年に当時この地の領主であった
生駒親正・一正親子によって築城が始まり、1602年に完成されたお城です。しかし1615年に一国一城令によって丸亀城は廃城となりますが、
通常は破却されるはずだった城は生駒氏がうまく隠して守り抜き、現状のまま残されることになりました。その後は山崎氏や京極氏をへて
1869年(明治2年)に京極氏が版籍奉還して国有地となります。1919年(大正8年)になって丸亀市が亀山公園として整備し、
1943年(昭和18年)に現存天守閣が旧国宝に指定されています。一般公開されたのは1945年(昭和20年)です。
丸亀城へは大手二の門が正面玄関となり、大手一の門、そこから長い坂道である見返り坂を上ってゆくと三の丸に出ます。
さらに二の丸を経て本丸、天守閣へとたどり着きます。大手二の門から天守閣までは高低差約60mの登りとなります。
また春は桜の名所としても知られており、特に二の丸広場、天守閣一帯が桜に包まれています。桜の見頃は4月初旬〜上旬ごろです。
丸亀城公園の駐車場は無料、入場料も無料ですが、天守閣観覧料のみ200円かかります。また12月25日〜2月末は天守観覧はできません。