草津温泉湯畑の幻想的なライトアップの壁紙写真です
草津温泉湯畑は群馬県草津町・草津温泉の中心にあり、
日本一の自然湧出量を誇る草津温泉の中でも最も有名な源泉です。草津温泉街は標高約1200m、白根山中腹にある温泉で、
兵庫県の有馬温泉・岐阜県の下呂温泉と並んで日本三大温泉と呼ばれています。
また草津温泉は白根火山の麓にあるため硫黄成分を多く含み、非常に酸性度の高い(PH2.1)温泉です。
近くにある白根山湯釜がPH1で、世界で最も酸性度の強い火口湖とされるだけに、やはりその影響もあるのでしょう。
PH1というのはバッテリー電解液と同じレベルの酸性度を持っているということです。
また植物や魚が生きてゆけるPHレベルは5.2が限界だそうです。純水のPHは7です。
ちなみにPH2というのは食用酢・レモン汁・クエン酸などと同じ酸性レベルです。このため浄化・殺菌作用があり、
神経痛・関節痛・慢性消化器病・冷え性などのほかに切り傷や火傷も草津温泉の効能に上げられているということが出来るのでしょう。
草津温泉の湯畑ではまた湯の花の採取が盛んです。湯畑を見ていると、源泉が7本の木樋に通され、
熱い源泉が外の空気に触れて冷やされることで、硫黄成分が析出し、木樋の底に白い色の沈殿をします。
これを2ヶ月に1度乾燥させて採取したものが湯の花で、そのほとんどは硫黄成分で出来ています。
また湯畑が最後に湯の滝になって流れ落ちてから共同浴場などへ向かいますが、
草津温泉の湧出時の温度が非常に高く、それを適温にまで冷ます目的も湯畑にはありそうです。
そんな湯畑も夜には幻想的にライトアップされていて、もうもうと湧く湯煙とあいまって幻想的な風景を見せてくれます。
草津温泉(群馬県)
夜の草津温泉湯畑ライトアップ
群馬県・草津温泉の中心にある湯畑
草津温泉の歴史
日本三大温泉・草津温泉
草津温泉湯畑のライトアップ
撮影日2003年9月8日