盥漱盤(かんそうばん)と呼ばれている荷葉鉢
いわゆる神社で言う手水鉢ですが、この手水鉢は非常に歴史があり、
かつて江戸時代にはこのあたりは粉河鋳物として全国にも知られた鋳物の産地だったそうですが、
その時代の歴史を現在に伝えているのが盥漱盤(かんそうばん)(荷葉鉢)と呼ばれているこの手水鉢で、
江戸時代中期1775年に粉河鋳物師の蜂屋薩摩掾(てん)五代目源正勝の作と呼ばれているものです。
1995年(平成7年)9月21日に粉河町の町指定文化財(現在は紀の川市指定文化財)として登録されています。