2008年に撮影した金沢城公園の桜をお届けします。前回はライトアップの桜をお届けしましたが、昼の撮影分の未アップ分です。金沢城の歴史はもともとは中世末期の一向一揆の拠点としてこの地にあった金沢御堂が発端となっています。安土桃山時代の1580年に佐久間盛政が入城して金沢城の築城が開始されます。1583年には前田利家が入城してさらに本格的な近世城郭の築城にとりかかります。金沢城は何度かの拡張工事を経ながら現在のような形へ完成したのは寛永の大火後の江戸時代初期の1631年以降と言われています。現存する金沢城には天守閣はありません。かつてはきちんとした天守閣を備えたお城だったそうですが、1602年の落雷によって焼けるまでは少し高台になっている本丸にそびえていたそうです。その後は天守閣に代わって三階櫓がシンボルとしてそびえていましたが、その後1759年の火災によって焼け落ちています。1871年に廃藩置県で廃城後は明治政府の管轄で旧陸軍の拠点となり、1949年には金沢大学のキャンパスとなり、1997年にはキャンパス移転によって金沢城公園として整備されてきています。金沢城公園は桜が見所の一つです。まだ整備途中の公園ですので全体としてはまだまだこれから整備が進むと思われますが、特に公園入り口にある石川門手前の沈床園付近の桜と、菱櫓沿いの内堀沿いの桜は見ごたえがあります。
金沢城公園 満開桜
金沢城公園の満開の桜をお届けします。