海津大崎と言われているところは、滋賀県の高島市(旧マキノ町)の琵琶湖の北端に近いところにあります。マキノ町海津で植樹されたところから海津大崎という名前が付けられています。このあたりは、非常に見事な桜並木が続いていることで有名です。1990年(平成2年)3月には、日本さくら名所100選にも選ばれています。もともとこの桜並木が植えられたのは、1936年(昭和11年)6月に大崎トンネルが完成したのを記念して、植樹されたものです。ですから、植えられてからすでに75年くらいが経過していると言うことになります。ソメイヨシノの寿命自体が、だいたい60年前後と言われているようですし、また全国的に見ても樹齢100年を超えるソメイヨシノはほとんど無いようですので、そのことから見ても、かなり高齢の桜と言う事が言えるかもしれませんが、それでもまだまだ勢いのある桜の花を咲かせてくれています。だいたい4km くらいの区間に約600本の桜が植えられています。本数自体はそれほど多いわけでは無いのですが、道路沿いに連続して植えられているので、満開の時には、まるで桜のトンネルを通っているような気持ちになります。また桜見物の一番良いスポットとしては、琵琶湖から船で眺めるというのが一番良いと思いますが、それなりの料金がかかると思います。ちなみに、桜クルーズとして、完全予約制のようですが、長浜港と今津港から桜の時期だけ観光船が出航していますが、料金は大体2800円〜3000円前後かかるようです。また、食事つきだと5000円ぐらいします。そのほかにも彦根港や尾上港から出航しているものもあります。いずれも完全予約制で、乗船料金は3000円程度かかります。今回は車で行きましたが、車の場合でも、海上から見る程ではありませんが、途中のカーブなどで、湖の上から眺めているような雰囲気で、桜並木を見ることが出来る箇所があります。運良くそういう場所に車を止めることができれば、琵琶湖と桜並木を楽しむことが出来るでしょう。