信州の桜の名所、小諸城址懐古園の元である小諸城は別名、酔月城、穴城、白鶴城などと呼ばれており、
その歴史は1487年に地元の豪族である大井光忠が居城として築城したものでしたが、
その後戦国時代に入って1553年に甲斐より進軍してきた武田信玄が小諸城を攻め落とし、
軍帥山本勘助に命令して整備させたのが小諸城だといわれています。江戸時代には仙石秀久の居城となった時期に
現在のような形に改修され、三重の天守閣も立てられていたようですが
1626年の落雷のために焼失し、以後再建されてはいないようです。
1702年に牧野氏の移封によって以後、明治維新を迎えて廃城となり、1880年(明治13年)に民間払い下げによって
小諸城の城郭は払い下げられ、小諸藩の旧藩の人々の手で懐古園として神社を祀ったのが始まりで、
1926年(大正15年)本多静六の設計によって現在のような公園に整備されたそうです。
この年2007年のNHK大河ドラマ「風林火山」にて山本勘助が登場し、ここ小諸城とともに海津城(松代城)、高遠城も
山本勘助ゆかりの地として脚光を浴びました。
小諸城址懐古園の入場料は500円、駐車場は無料です。