早朝の朝陽が差し込んでいる出石城本丸と感応殿です。ここも向こう側に見える1本以外はあまり桜は咲いていませんでしたが、誰もいない本丸に朝日がさしてきて荘厳な雰囲気を漂わせてくれています。この感応殿と言われている建物は、出石藩主の仙石氏の祖とも言われている権兵衛秀久公をお祀りしてあります。もともと仙石秀久氏というのは、豊臣秀吉に仕えてあの盗賊の石川五右衛門を捕らえたともされています。小諸城守からその子の忠政の代に信州上田城に移されて、さらにその孫の政明が、1706年に五万八千石で出石に移封されてきています。感応殿の建物はそんな仙石秀久を旧家臣が明治時代に入ってから建立したものだそうです。