山吹の花と長谷寺本堂。
この時期には山吹の黄色い花も彩を添えています。
長谷寺の本堂は清水寺に見られるような舞台造りといわれる建物で、
急斜面にせり出すように舞台が作られており、最近の2004年(平成16年)12月に国宝に指定されています。
本堂の建物自体は舞台造、全面に礼堂を持ち、その奥に本堂があり、さらに本堂内に厨子があり、
その中に本尊である十一面観音菩薩像が安置されているという構造になっているようです。
これは度々焼失を繰り返した本堂が1588年に再建されたものの、傷みが激しいために1650年に再修復する際、
現在の本尊を安置している場所を覆うように新たに本堂の建物を建立したため、複雑な構造になってしまったようです。