下呂温泉合掌村に花笠館って、一体何があるんだろうと思いつつ入ってみると、
その派手さに結構ビックリしました。
まあよくこれだけの人形を一体一体作ったものだと、感心します。
ちなみに手前の人形がブレているのは、実は動いているからなのです。
で、一体合掌村と何の関係があるんだと疑問に思いつつ、帰ってから調べてみると、
これは「田の神祭」といって、下呂市にある森水無八幡神社に古くから伝わる伝統行事で、
豊作を祈願して行われているものだそうです。
「田の神祭」は1981年(昭和56年)1月21日に重要無形民俗文化財に指定された行事で、
花笠を被った踊り手が舞を舞いながら、会場に設けられた櫓から観客に向かって
花笠や団子、箸などを投げ入れてそれを奪い合うクライマックスが毎年2月14日に行われているものです。
赤や黄色など様々な色合いの美しい花笠は全て和紙で作られているそうです。