前回は春日大社神苑の中にある
藤棚を紹介しましたが、
今回はその中にある藤の種類別に撮影したものをお見せしようかと思います。
神苑には合計20種類約200本の藤の花があります。その殆どの藤の花は今回いったときには咲いていましたが、
中にはまだ咲いていないものもありました。19種類については撮影できましたが、山の神の藤と呼ばれる
一種類だけ咲いていませんでした。撮影できた19種類は麝香藤(じゃこうふじ)・口紅藤・八重黒龍藤・
九尺藤・長崎一歳藤・白野田藤・黒龍藤・甲比丹(かぴたん)藤・白甲比丹藤・野田藤・野田長藤・
本紅藤・熊野の藤・岡山一歳藤・新紅藤・昭和紅藤・緋ちりめん藤・海老茶藤・砂ずりの藤です。
藤の花は大きく分けてノダフジ系統とヤマフジ系統に分けられます。
ノダフジの仲間は基本的につるの長さが非常に長く、つるが右巻きという特徴があります。
反対にヤマフジはつるの長さが短めで左巻きになるという特徴があります。
ノダフジの方が種類は多めですが、上記の中からノダフジ系統は砂ずりの藤・九尺藤・野田藤・
野田長藤・口紅藤・新紅藤・本紅藤・八重黒龍藤・黒龍藤・長崎一歳藤・海老茶藤・白野田藤・熊野の長藤で、
ヤマフジ系統は甲比丹藤・白甲比丹藤・昭和紅藤・岡山一歳藤・緋ちりめん藤、上記に入っていない品種で
麝香藤はシナフジ系統に属します。
春日大社神苑の藤 いろいろな種類
春日大社の神苑には20種類の藤の花が植えられています。5月初旬頃に見頃を迎えます。