大山は崩落の激しい山で、山体は徐々に崩壊しつつあります。
三ノ沢などの沢では、崩壊した大山山体から出てくる
砂礫が流れてくるため、砂防ダムを造って砂礫が下へと
流れ落ちないように常に工事が行われていますが、
山体崩壊が激しいためになかなか食い止めるまでには至りません。
現在でも登山道が崩落しているために、弥山から最高峰の剣ヶ峰(標高1729m)への
登山道はいまだに整備されていません。
山頂付近の縦走路はほぼナイフリッジとも呼べる両側が切り落としたような
断崖絶壁となっているうえに、足の置き場もないようなスペースしかないことと、
さらに加えて崩落の危険性があるためです。
また烏ヶ山へと至る縦走路も鳥取県西部地震の影響で
崩落してしまったため通行止めになっているようです。