高原のシンボルタワー・美しの塔
美しの塔は美ヶ原高原のシンボル的存在です。
もともとは霧の多いこの高原で観光客や登山者を迷わさないようにと、
目印だけではなく、鐘の音で霧の発生や雲の発生を知らせて注意を促す
仕組みになっていたようです。霧の中では視界は全く効きませんから。
建設は1954年(昭和29年)、現在のものは1983年(昭和58年)に再度作り直しています。
高さ約6m、美ヶ原産出の鉄平石を材料に使った塔で、塔の先端部分には鐘が設置されています。
またこの塔には山岳詩人：尾崎喜八氏の「美ヶ原熔岩台地」の詩や
美ヶ原の開拓者である山本小屋の元主である山本俊一翁のブロンズ像なども彫りこまれています。
また美しの塔の鐘の音は遠く王ヶ頭からもはっきりと聞こえるようです。
美ヶ原の観光スポットとして、観光客の人も自由に鐘を鳴らせるようになっています。
