美ヶ原高原は長野県松本市、八ヶ岳中信高原国定公園
の一番北の端にあたります。長野県茅野市の蓼科高原から白樺湖や車山高原・霧ヶ峰高原を経由して
和田峠から続くビーナスラインの終点がここ美ヶ原高原です。
標高約2000mの地帯に広がる溶岩台地で、その面積は約1000haにも及びます。
最高峰の王ヶ頭(標高2034m)を中心に武石峰・王ヶ鼻・茶臼山・物見石山に囲まれた台地で、
第一印象はとにかく広いという感じです。また夏の間、大草原地帯となるこの美ヶ原高原では放牧がおこなわれていて、
あちらこちらで放牧された牛の姿を見かけます。
広い高原の目印になっているのが高原中央にある美しの塔です。建築は1954年(昭和29年)で、霧の中での登山者の
安全のために建設したそうです。
確かに美ヶ原は霧が発生しやすいところで、溶岩台地に下から湧きあがってきた雲が流れるように一気にかぶさって、
場合によってはほとんど視界が利かなくなることもあります。遮るものがないだけに、霧の流れる速度も非常に速いです。
今回早朝の美ヶ原高原を撮影するために、前日深夜1時過ぎに到着して
美ヶ原高原開拓者の山本俊一氏が開いた山本小屋の駐車場で寝て、早朝から撮影に取り掛かりました。
夏の終わりの9月上旬でしたが、標高2000mの美ヶ原高原には早くも秋の気配が漂っていました。
初秋の早朝の美ヶ原高原の壁紙写真です
早朝の美ヶ原高原は非常に霧が発生しやすいところです。
9月上旬ですが朝は結構寒いくらいの感じでした。