高田城址公園は日本三大夜桜の名所として名高いところです。
今回は新潟県上越市にある高田城址公園の夜桜を紹介します。
高田城址公園は周囲に約3600本の桜が植えられており、
上越地方屈指の桜の名所として名高いところです。
高田城址公園に桜の木が植樹されたのは1909年(明治42年)のことだといわれています。
夜のライトアップされた桜は三階櫓やお堀に映し出されて非常に美しく、
またお堀内に上がる噴水がアクセントを添えています。
高田城址公園は高田城の城跡に作られた公園です。
高田城はもともとは徳川家康の六男の松平忠輝の居城として1614年に建築されたものです。
徳川家康は天守閣を築かないお城が結構あるようですが、
ここ高田城もその例に漏れず、天守閣は無かったそうです。
変わりに三階櫓が建築されていますが1870年に焼失しています。
これは徳川家康が各地を平定するのに要の城の建設を急いだためとも言われています。
何でも竣工から完成までわずか4ヶ月で仕上げたと言われているそうです。石垣も無いお城ですが、
それも適当な石が周囲には無く、また集める時間も無かったことも理由だと思われます。
その後高田城は明治時代に入って陸軍の駐屯地となり、そのときに
桜の木が陸軍によって植栽された歴史を持つようです。
自衛隊ともゆかりが深いこの公園の隣には今でも陸上自衛隊の駐屯地があります。
また現在ある三階櫓は1993年(平成5年)に上越市創立20周年を記念して再建されたものなのだそうです。
駐車場は有料で20台程度止まれるところがありますが、あまり広くは無いです。
また駐車場からは外堀(西堀)に沿って桜並木が続いています。大手橋を渡ると内堀に入り、
お城の本丸南西側の隅にある三階櫓が見えてきます。
ところで日本三大夜桜ってここのほかにどこがあるのか調べてみると、
枝垂桜で有名な京都の
円山公園と長崎市にある丸山公園なのだそうです。
他にも夜桜の美しいところは日本全国もっとありそうですが。
高田城址公園へは上越道上越高田インターを降りて県道85号線を走ると約4kmほどです。