幸いなことに、昼間の時間帯でかなりの観光客が行き交う一湖・二湖では
ヒグマの姿を見かけることはありませんでした。
しかし早朝に知床五湖の駐車場でヒグマがいましたと冷静に話されていた
駐車場の係りの人や、間近で見た木につけられた爪のあと、
食べられた植物の跡、それらを見ているとここ知床が現に間近にいるかもしれない
ヒグマの生息地域であり、人間が観光とはいえその領域に入って行っていることであり、
もしかしたら最悪の場合命がけでヒグマと戦うことになるかもしれないという
緊張感を強いる場所でもあり、逆にそれこそが豊かな自然の中に身を置いている
何よりもの証明でもあるのかもしれない、そう思うようになりました。