同じような真っ赤な実をつける
南天・千両・万両、この良く似た植物の区別って
どうなっているのでしょうか?
正暦寺では南天が多いと書きましたが、
目木(メギ)科ナンテン属の南天の特徴は葉の形がスマートで
千両や万両と比べてギザギザが無く、すらっとした葉の形をしています。
また実も数多く、ブドウの房のような付き方をするようです。
南天の木は硬く、背丈もやや高くなります。
対して、万両は薮柑子(やぶこうじ)科ヤブコウジ属の植物で、
千両は千両科センリョウ属の植物です。
どちらも葉の形がギザギザになっていて、千両は葉の上に赤い実がつき、
万両は千両に比べて葉に厚みがあり、また葉の下に赤い実をつけるという特徴があるようです。