熊本の仙酔峡のツツジは、大きな花を咲かせることで知られている平戸ツツジではなく、ミヤマキリシマと言う九州の山岳地帯を中心に咲いているツツジの種類です。薄いピンクのかかった紫のような色合いをしています。九州の山岳地帯に自生しているので、かなり標高が高い場所だと言うことと、気温が低いと言うことで、大体5月中旬から下旬ぐらいに見頃を迎えます。満開になっている時期には周辺一帯が薄紫の花で埋め尽くされるように咲くので、かなり綺麗な景色になってきます。また仙酔峡の場合は、背景になっている山は九州の阿蘇山と言う絶好のロケーションで、その荒々しい荒涼とした山肌に咲いているミヤマキリシマが浮き立つようで、とても印象的です。