全体的にそれほど急斜面というところはありませんが、それでも一部かなり急傾斜になっているところがあります。そういったところでは斜面に這っているような感じでミヤマキリシマが咲いています。ミヤマキリシマ自体は、それほど木の高さは高くなく、大体膝から腰のあたりくらいの高さになっていると思います。このあたりは、急斜面の上に剥き出しで風が直接当たる影響もあるのでしょうが、冬などは、強烈な季節風が吹いてまた雪が積もるでしょう。さらに、そういう過酷な環境に加えて、火山性ガスと相まって樹木はあまり成長しないのだろうと思います。しかし、そういった過酷な環境に適応出来るのは、ミヤマキリシマだけなのでしょう。それでこういった風景が見ることが出来ると言うことになっているのでしょう。自然の営みは想像を超えるような風景をつくり出してくれると言うことが改めてよくわかります。名残惜しいですがかなり混み合って来たので、午前7時半ぐらいにこの場所を後にしました。