兵庫県の佐用町は佐用の朝霧として雲海が出ることでとても有名なところです。今回撮影したのは、西はりま天文台のある大撫山の展望台ではなく、その手前にある大撫山展望テラスからになります。撮影している人の多くは、直接大撫山の展望台に上がってしまうことが多いようです。本当はそちらの方が良かったのかもしれませんが、おそらくかなり混雑していることと、行った時間が遅かったので、場所は取れないかもしれないと思ったので、下の方から撮影する事にしました。それでも展望テラスからでも結構綺麗な雲海を楽しむことができました。佐用町は地形的に朝霧の発生しやすい場所でもあります。市内の中心地に佐用川が流れており、佐用盆地といわれている盆地形状になっているところから、晩秋の冷え込んだ早朝には朝霧が大変発生しやすい条件が整っているところです。大撫山は佐用盆地の北西の方にある山で、ここは西はりま天文台が設置であることでも知られているところです。天文台があるぐらいですから、あまり灯りもなく、大変空気が澄んでいるところと言うことが言えます。気象条件的には晴れていてしかも放射冷却で4℃以下ぐらいに冷え込まないとなかなか難しいようですが、10月の下旬ぐらいから12月上旬ぐらいに掛けては比較的頻繁に発生しているようです。今回もたまたま行った時に雲海が発生していて、しかも素晴らしい日の出を見ることができてラッキーでした。近くにいるカメラマンの人の話では、今日はちょっと雲海が多すぎると言うことでしたが、本当はもう少し向こう側の山々が雲海の所から頭を出してくれるぐらいが雰囲気があってとても良いと言うことでしたが、今日は雲海が多すぎるために、あまりいい感じにはならないということでした。早朝ということもあって足元がかなり冷え込んで来て、メチャクチャ寒かったですが、展望テラスのところは、車を置けるスペースが空いていれば、撮影場所まではすぐのところにありますから、そういった面では便利だと言うことが言えます。
大撫山展望テラスから見た朝霧・雲海壁紙写真
もう少し上に登っていけば西はりま天文台の駐車場がありますが、今回はその手前の大撫山の展望テラスから撮影しました。