長崎市市街地で毎年春節祭の頃に行われているランタンフェスティバルの壁紙写真です。
長崎ランタンフェスティバルは元々は毎年長崎在住の華僑の人々が春節祭を祝うために
長崎市の中華街がある新地中華街を中心に行われているもので、もともと長崎新地中華街の華僑の人たちが
中国の旧正月を祝う春節祭として始めたものが長崎の冬の風物詩として発展していったものです。
その歴史は移民受け入れを始めた1570年代に遡ります。
それが1994年を境に長崎市が冬の一大イベントとして大々的に取り上げて実行することとなり、
新地中華街や湊公園以外でも中央公園や唐人屋敷、浜市・観光通りアーケード、
鍛冶市、興福寺など長崎市内各地に点在して開催されるようになって来ました。
ランタンの総数は1万5千個とも言われ、メイン会場は新地中華街に近い湊公園会場ですが、
こちらにはその年の干支をはじめ、斉天大聖(孫悟空)など中国の歴史上に出てくる様々な神話の神々が
ランタンオブジェとして飾られています。
その豪快にして華やかな様子は異国情緒たっぷりで、今回立ち寄った新地中華街に近い湊公園会場では
アツアツの中華料理も振舞われ、ランタンを眺めながら食べることが出来ました。
ランタンとは中国提灯とも言われ、赤や黄色などの派手な色彩の提灯のことで、その作りは
針金で骨格を作り、その骨格にいろいろな色彩の布を貼り付けてゆくことで出来上がります。
派手ではありますが、いろいろな色彩が混じっているため、ケバケバした感じにならず、
華やかなムードをかもし出してくれています。