デジタル機器の場合、気楽に撮影が出来ると言う特徴があるのですが、また気楽に撮影出来るだけ気楽に撮影したものも消えてしまうというのが難点です。記録していると言っても、物理的に記録しているわけではなく、電気的に記録しているだけですから、ちょっとしたことで、簡単に消えてしまうというのは、何とかならないかなと言う気がします。しかも写真の場合であれば、その瞬間にしか撮れないと言うものもありますし、遠くまでわざわざ撮影に行ったのにそのデータが全て消えてしまったとしたら、泣いてしまいます。今回はたまたま近くのイベントですから、いくらでも撮り直しに行くことが出来るので良かったですが、そうでない場合は、本当に困ってしまうことになります。そういう信頼性という点で、今回はちょっと考えさせられてしまいました。しかも一度記録したものであれば、バックアップを取ると言うことも出来ますが、記録する段階においてエラーが出たものについては、或いは消えてしまったものについては、どうすることも出来ません。それだけデジタル機器に慣れているとはいえ、それに頼っていると一歩間違えば、非常に怖いことになると言うことかもしれません。また今回自宅に帰ってきた時にデータが飛んでいるのを見て、非常にショックを受けました。一瞬目の前が真っ暗になってしまいました。今日走り回ったのは、何だったんだろうと思ってしまいます。その時点で気が付いておけば、撮り直しに行ったかもしれませんが、もしもこれが遠方であれば、どうしようもなくなるところです。