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CF カードのデータサルベージの必要性

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これまでは全くデータのサルベージ(データ復元)について興味がありませんでした。それまでは全くそんな経験がなかったからと言ってしまえばそれまでですが、やはり一度こういうことを経験してしまうと、何事も勉強ですから、それに対処しなければなりません。それからいろいろ調べた結果、サルベージソフトと言うのもあることを知り、使ってみることにしました。今回使ったソフトは File Scavenger というソフトです。個人ライセンス5000円くらいで購入することが出来ます。そしてこのソフトを使った結果、やはり使っていた CF カード自体データの一部が壊れていたようです。そのため、ファイルとして表面上記録されているデータが著しく消えてしまっていたわけですが、だいたい9割くらいの確率で元に戻すことが出来ました。ルミナリエの画像の大半は、このサルベージによって、救うことが出来たファイルが大半です。しかしこういうソフトのすごいところは、一度フォーマットしてしまっているはずなのにそれ以前に撮影したファイルまで復活してきているところです。間違って大事な写真が入っているものをフォーマットしてしまったとしても、このソフトを使えば、かなりの確率でそのファイルが助けられると言うことになります。但し単純にはいきません。キヤノンの場合、 RAW ファイルについては、 CR2という拡張子がついています。サルベージソフトを使えば、表面上出て来なかったファイルナンバーのついていない消えてしまっているファイルが、出てきました。そこまでは良かったのですが、復元してみたところ、拡張子が TIFFのファイルとして、救出されました。しかしこのままでは、キヤノンの画像ソフトである Digital Photo Professionalではなぜか画像認識しなかったため(本来、 TIFF ファイルにも変換出来るので、認識出来ると思っていましたが)、画像処理が出来ませんでした。そこで、仕方なく拡張子を CR2に一括変換出来るフリーソフトをダウンロードしてきて、TIFF ファイルになっているものを一度全て CR2にしてやることによって、ようやく Digital Photo Professional で開くことが出来るようになりました。ただこの状態になっても、壊れているファイルについては、元に戻すことはできません。この状態でサムネイル表示された時に、×がついているファイルは残念ながら元には戻りません。ファイル自体が何らかのエラーで壊れてしまっているので、諦めるほかに方法がありません。しかし今回たまたまかもしれませんが、かなりの確率で消えてしまっているファイルが復活していました。ただし、注意しておかなければならないことがあります。幾らサルベージソフトを使ったとしても、上書きされてしまっているデータについては元通りにはなりません。今回はたまたま消えてしまっているデータの上に撮影したものが上書きされていなかったので良かったですが、もしも容量いっぱいまで撮影していたら、今まで撮影している分は、上書きされて消えてしまいます。この場合には、幾らサルベージソフトを使ったとしても、元通りにすることはできません。そういうことから考えると、カード容量の半分ぐらいに押さえておけば、万が一エラーが出て、記録しているはずのデータが消えてしまったとしても、上書きされずに救出出来る可能性があると言うことになります。ただデータを上書きしてしまえば、上書きしたデータしか出て来なくなります。ですから容量いっぱい使うことによって、表面上は見えていないデータは、救出することが出来なくなります。ちなみに、普通の設定では、ファイルの拡張子を見ることはできませんからフォルダオプションで表示タブにある登録されている拡張子は表示しないのチェックを外しておかなければなりません。

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