出石城跡は、出石市街地を見下ろすように少し高台になっているところに建てられている城跡で、もともとは、この場所からさらに山の上にはには山名氏の居城となっていた有子山城という城がありましたが、豊臣秀吉の攻撃を受けて落城しています。その後は江戸時代の1604年に小出吉英が、山の麓の現在の場所に出石城を築いています。その後は、小出氏が跡継ぎがなかったために断絶されて代わりに松平氏が入城し、さらには、1706年に出石そばの始まりとなるそば職人を信州がら連れてきたとされている仙石政明氏が信州上田城から入城して明治に至っています。1度明治時代に廃城令が出された時に城郭は取り壊されていますが、その後1968年(昭和43年)隅櫓が復元され、1994年(平成6年)には登城門や登城橋が地元住民の寄付によって復元整備されています。出石城跡の桜はソメイヨシノや八重桜が合計で約70本程度とそれほど本数は多くありませんが、満開になった時には、綺麗な桜を見ながら、城下町の出石を見下ろすことができます。また桜祭りも開催されていて、桜の咲く3月末くらいから4月末ぐらいまで行われています。また、夜間にはぼんぼりによるライトアップもされているようです。